iPadをパソコン代わりに使いたい!
そんな風に考えている人もいるかと思います。
私はiPad好きなので、パソコン代わりにできないかな〜、って考えていました。
結論から言うと
iPadは部分的にはパソコン代わりになる!
となります。
私は専業のWebライターとして活動していますが、メインマシンはiPadです。
そんなiPadをメインマシンとして使っている私が、iPadをパソコン代わりに使うことについて、考えを記載していきます。
iPadとパソコン、どちらがあなたに合っている?
まずは、iPadとパソコン、あなたがどちらを使うべきか、という点について触れています。
基本的にはあなたがiPadやパソコンを使って何がしたいか、という点が最も重要になります。
使用用途によって、iPadがパソコン代わりになるかならないかが決まりますので、この見出しの内容は要チェックです。
ここでは、パソコンとiPad、それぞれ何ができるかについて解説していきます。
パソコンとiPadの共通機能:どちらもこなせる基本的な作業
パソコンもiPadも基本的な作業に対応しています。
- Webブラウジング
- Eメールの送受信
- 簡単なドキュメント作成(Word・Excelなど)
- 動画視聴
など
パソコンでもiPadでも可能な作業であれば、iPadがパソコン代わりとして機能すると言えますね。
パソコンを購入する目的が上記のものであれば、iPadでも問題ありません。
パソコンが得意な作業:ファイル管理やマルチタスキング
次にパソコンが得意な作業について解説していきます。
- ファイル管理
- マルチタスキング
など
これらはパソコンに軍配が上がります。
iPadの場合、基本的にはiPhoneにもあるファイルアプリを使ってファイル管理することになります。
結構長くiPadを使っている私の意見としては、パソコンと比較して使いにくいです。
これは多くの人が同じように述べているので、基本的にはファイル管理においてiPadはパソコンに劣っていると言って問題ないでしょう。
次にマルチタスクですが、iPadの場合、2〜4画面ほど同時に展開できます。
とはいえ、4画面展開できるiPadは限定されています。
- iPad Pro12.9インチ:第3世代〜
- iPad Pro11インチ:第1世代〜
- iPad Air:第5世代〜
最大4画面を展開するためには、ステージマネージャーと呼ばれる機能が必要です。
上記のモデルで、ステージマネージャーが使用できます。
また、タスクの切り替えもステージマネージャーの有無で快適さが変わるため、iPadでマルチタスクを考えている場合は上記のモデルがおすすめです。
上記以外のモデルの場合は2〜3画面ほど、同時に展開できます。
とはいえ、結局どのモデルであってもマルチタスクに関してはパソコンに劣ると言わざるを得ません。
iPadとパソコンの違い:モビリティとApple Pencil
次にiPadの得意分野について解説していきます。
iPadがパソコンと比較して優れている点は以下の通りです。
- モビリティ
- Apple Pencil
iPadはパソコンと比較して、モビリティ、持ち運びやすさが優れています。
パソコンよりも軽く、バッテリーの持ちがいいからです。
とはいえ、iPad Pro12.9インチにMagic Keyboard Folioをつける場合など、使用するアクセサリーとモデルによってはパソコンと同じくらい、あるいはパソコンよりも重くなってしまう点には注意が必要です。
モビリティが高いため、パソコンを外に持ち出す機会が多い人、これから外に持ち出す機会が多い人にはiPadがおすすめできます。
もちろん、パソコンと比較するとできることは限定されるため、全ての人におすすめできるわけではありませんが。
次に、Apple Pencilです。
Apple Pencilを使うと、iPadを勉強やメモに使用できたり、イラストを描くことができるようになります。
個人的には写真やPDFにペンでメモできるようになる点が気に入っています。
結構便利です。
iPadをパソコンの代わりにするための3つのステップ
ここからは本格的にiPadをパソコン代わりに使うために考えるべきことをまとめていきます。
無理してiPadに変更しても、作業効率が落ちてしまったり、iPadやアクセサリーを購入する費用が無駄になってしまったりして、いいことはありません。
そのため、iPadをパソコン代わりにしても問題ないか、しっかりと検討しましょう。
あなたの使用目的を明確にする:何を主に行いたいか
まず最初に、iPadで何をしたいかを明確にする必要があります。
あくまで私の考えですが、以下の使用目的であれば、iPadをパソコン代わりにしてもいいと思います。
iPadをパソコン代わりにできる使用目的
・Webブラウジング
・Eメールの送受信
・簡単なドキュメント作成(Word・Excelなど)
・動画視聴
・自分用の動画編集
・イラスト
そもそもですが、iPadは大きいiPhoneのようなイメージのマシンです。
iPadではパソコン用のアプリは使用できず、iPhoneでリリースされているアプリを中心に利用することになります。
また、Chromeの拡張機能やExcelのマクロなど、使用できない機能が結構ある点は注意が必要です。
逆に言えば、iPhoneでもがんばればできることは、iPadを利用することでより快適になります。
文字の入力だったり、動画編集だったりですね。
余談ですが、副業で動画編集を考えている場合はiPadはおすすめできません。
多くのクライアントがAdobe Premiere Proのようなパソコン用の動画編集アプリの利用を条件にしているからです。
動画編集ソフトに制限を設けない人もいますが、仕事の幅が狭くなってしまうためおすすめできません。
自分用の動画、自分のYouTubeやTikTokに投稿する動画であれば、iPadの動画編集アプリでも可能です。
- 副業の動画編集
- プログラミング
少なくとも、この2つを使用目的にする場合、パソコンをおすすめします。
適切なiPadのモデルとアクセサリーを選択する:パフォーマンスと快適さを追求
使用目的が問題なければ、iPadのモデルとアクセサリーを考えていきます。
基準は使用目的です。
Apple Storeで購入できる新品モデルの中でおすすめのモデルを記載します。
iPadの使用目的
Webブラウジング
→なんでもいい
Eメールの送受信
→なんでもいい
簡単なドキュメント作成(Word・Excelなど)
→iPad mini以外
動画視聴
→なんでもいい
自分用の動画編集
→iPad Air・iPad Pro
イラスト
→iPad Pro
動画編集やイラスト以外であれば、どのモデルでも快適に使えると思います。
もちろん、iPad AirやiPad Proの方が性能がいいので、より快適に使えますが。
動画編集に関しては、搭載しているチップ性能の差からiPad AirとiPad Proをおすすめしています。
チップ性能がいいので、快適な編集や書き出しが可能です。
他のモデルでも動画編集は可能ですが、快適さを優先してiPad AirとiPad Proをおすすめしています。
イラストに関しては、本格的にやる場合、iPad Pro一択です。
iPad Proにだけ「Promotion ディスプレイ」が搭載されているため、リフレッシュレートが最大120Hzとなっています。
リフレッシュレートが大きいと、画面がより滑らかに動きます。
Apple Pencilで描写する際にもリフレッシュレートが関わるので、本格的にイラストを描くのであれば、iPad Proがおすすめです。
また、最新モデル、M2チップが搭載されているiPad Proの場合、Apple Pencilを画面から少し浮かせた状態で、どこに描写されるかをポイントで示す機能が搭載されているので、より快適にイラストを描けるのではないでしょうか。
注意点はiPad miniです。
小さくて持ち運びしやすいですが、純正の専用キーボードがなかったり、画面が小さすぎて画面分割にあまり向いていないなどのデメリットもあります。
ブラウジングや動画視聴であれば、全然問題ありませんが、クリエイティブ作業にはあまり向かないモデルだと考えてください。
iPad miniに関しては、タブレット端末というよりも、スマートフォンと思って購入するくらいが丁度いいです。
次にアクセサリーです。
使用目的によって必要なアクセサリーが変わります。
カバーや保護フィルムなど、どの使い道でも使いそうなアクセサリー以外で、必要なものをまとめます。
あると便利なiPad用アクセサリー
Webブラウジング・動画視聴
→特になし
簡単なドキュメントの作成
→キーボード、Apple Pencilがあると便利かも
動画編集
→トラックパッド、Apple Pencilがあると便利かも
イラスト
→Apple Pencil、ペーパーライクフィルムがあると便利かも
ドキュメントの作成と動画編集を同時にする人であれば、純正のMagic Keyboardがおすすめです。
トラックパッドとキーボードがついたケースになります。
あくまでイメージですが、iPadがノートパソコンのように使えます。
ただし、Magic Keyboardは使用できるモデルが限られており、iPad miniやiPad(第9世代)(第10世代)では使用できません。
ペーパーライクフィルムとは、Apple Pencilでの描き心地を紙の質感に近づけるためのフィルムです。
イラストやノート・勉強用にiPadを使用する際は、あると快適にiPadを使用できるため、おすすめです。
iPadでの作業効率を上げるためのアプリと設定:最適な環境を整える
iPadには無料アプリから有料アプリまで、さまざまなアプリがあります。
使用目的に合わせて、どのアプリを使用すべきか、あらかじめ調べておくことをおすすめします。
一部ですが、使用目的別のおすすめアプリです。
iPadの使用目的別おすすめのアプリ
簡単なドキュメントの作成
無料アプリ:Googleドキュメント、spreadsheetなど
有料アプリ:Microsoft Office
動画編集
無料アプリ:PowerDirector、iMovie
有料アプリ:Luma Fusion、Final Cut Pro(M1チップ以上が必要)
イラスト
無料アプリ:ibisPaintX
有料アプリ:Procreate
WordやExcelなど、Microsoft Officeはサブスクが必須と言っても過言ではないため、有料アプリにカウントしています。
ここまでの内容を見て、iPadがパソコン代わりになりそうだな、と思った人は次の見出し以降でどのiPadを購入すべきか、どのアクセサリーを購入するか、を見ていきましょう。
パソコン代わりにできるiPadの選び方とは?
予算に合わせて最適なiPadを選ぶ:新品か中古か
まずは予算です。
個人的にはiPadは無理してまで購入すべきデバイスとは思っていないため、予算に合った選択が大事です。
予算を抑えつつ、十分な性能のiPadを手に入れたい場合、中古iPadをおすすめします。
iPhoneをイメージするとわかりやすいですが、iPadも必ずしもみんなが最新モデルを購入する必要はないと考えています。
もちろん、性能は最新モデルの方がいいですが、昔のモデルでも十分な性能をしていることが多いです。
古いiPhoneを長く使っている人があまり不便さを感じていないように、少し古いiPadであっても使い方によっては不便さは感じません。
そのため、中古iPadはかなり現実的な選択肢になります。
注意点としては、バッテリーが劣化していたり、サポート期間が切れていたりする点が挙げられます。
このようなデメリットを踏まえても、中古iPadはおすすめです。
中古iPadについては、別記事でも解説しているため、よかったらそちらもご覧ください。
作業性能を考慮したiPadのモデル選び:基本モデルからプロ用まで
モデル選びに関しては、先ほど解説した通りになります。
復習としてもう一度記載しますね。
iPadの使用目的
Webブラウジング
→なんでもいい
Eメールの送受信
→なんでもいい
簡単なドキュメント作成(Word・Excelなど)
→iPad mini以外
動画視聴
→なんでもいい
自分用の動画編集
→iPad Air・iPad Pro
イラスト
→iPad Pro
次に、おすすめの中古iPadのモデルを紹介します。
おすすめの中古iPadモデル
・iPad(第8世代)
・iPad(第9世代)
・iPad Air(第4世代)
・iPad Pro11インチ(2018年モデル)
・iPad Pro11インチ(2020年モデル)
・iPad Pro12.9インチ(2018年モデル)
・iPad Pro12.9インチ(2020年モデル)
個人的には、このあたりがおすすめです。
パソコン代わりにするのに十分な性能を備えつつ、価格もある程度抑えられます。
快適な作業のためのアクセサリー選び:キーボードやペンシルの有無
最後にアクセサリーです。
- 新品の純正品
- 中古
- 非純正
これらが選択肢になります。
価格を抑えたい場合は、中古や非純正のアクセサリーがおすすめです。
ここでは、非純正のアクセサリーをいくつか紹介しますね。
スタイラスペン(Apple Pencilの代わり)
- 第2世代Apple Pencilの代わり
- 第1世代Apple Pencilの代わり
キーボード(トラックパッド付き)
- 10.9インチ・11インチ用
- 12.9インチ
これらは純正品と比較して劣る部分もありますが、価格を抑えたい場合にはおすすめできます。
また、非純正品とはいえ十分以上の性能をしているので、もしかしたら純正品を知らない人なら不便さを感じないかもしれませんね。
まとめ:iPadはあなたのパソコン代わりになるか
iPadがパソコン代わりになるか、という点は結局使い方次第です。
基本的なイメージとして、iPadはスマホでできることを大画面で快適に行うデバイスです。
そのため、Webブラウジングや動画・電子書籍の閲覧、スマホゲームなどは快適に行えます。
また、ブログや記事の執筆、自分用のYouTube・TikTokの動画編集などであれば、副業用としてもiPadをパソコン代わりに使用できます。
一方で、副業としての動画編集やプログラミング、大規模な動画編集・画像編集などはパソコンの代わりになるとは言えません。
iPadを使って何をしたいか、という点を明確にすると、iPadがパソコン代わりになるかどうか判断できますので、整理してみてください。
iPadはパソコンよりも軽く、起動が早く、バッテリーの持ちがよく、特に外出先での作業に向いているデバイスです。
人によっては、一部の作業をiPadで行うことで、作業効率が上がるかもしれませんね。
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