以前、一部のポイントでは「ポイント=お金」が成り立つという話をしました。
詳しくはこちらから
ポイントはお金のように決済手段として利用できるため、自分にとって使い道に困らないようなポイントは積極的に貯めよう、という内容です。
そこで疑問になるのは、貯まったポイントはどのようにすればいいのか、という点です。
そのまま貯めるべきか、それとも使うべきか。
今回の記事では、この問題に対する私なりの考え方を紹介します。
結論から言うと、ポイントは貯めずにどんどん使うべきです。
理由を簡単にまとめるので参考にしてください。
貯めたポイントは積極的に使うべき
ポイントを使わずに貯める場合、お金を使ってお買い物をしますよね。
そのため、本記事内では
- ポイントを貯める → お金を使う
- お金を貯める → ポイントを使う
この記事では上記の認識でご覧ください。
お会計でポイントを使った場合、ポイント消費分はポイントが貯まらないことが多いです。
また、ポイントを貯めるということは、お会計でポイントを消費しない、と言い換えることもできます。
そのため「ポイントを貯める場合は、お金を使う」と言えます。
ポイントを使うと、お金の消費が減るため、お金が貯まりますよね。
そのため「お金を貯めようとすると、保有しているポイントを使う」という流れになります。
「お金貯めたい人は積極的にポイント使うよね〜」「逆にポイント貯めたい人は積極的にお金使うよね〜」といった感じです。
ポイ活、ポイントを利用する目的
ポイ活やポイントを利用する目的って何ですか?
ポイントを利用した方がお得だから、という理由で普段ポイントを使っている方もいるかと思いますが、一度ポイントを利用する目的を思い出しましょう。
おそらく「お金を節約するため」ではないでしょうか。
お金の節約のために、ポイントを利用しているのに、ポイントを貯めるために手元のお金を減らしていては本末転倒です。
ポイントをなぜ利用しているのか、なんのために利用しているのか
この答えが「お金を節約するため」という方は、貯めたポイントを積極的に利用しましょう。
単純に、ポイントを貯めることが好きなだけの方はこれからも積極的にポイントを貯め続けてください。
ポイントとお金の価値
ポイントとお金、どっちの方が価値があると思いますか?
基本的には、価値の高い方を手元に残しておくべきなため、ここで改めて問います。
あくまで私の意見ですが、お金の方が価値は高いです。
お金 > ポイントの理由
- 使える場所が多い
- より信用できる
- 運用によるリターンが大きい
ポイントとお金、どちらの方が貯めておいて将来的に役に立つか
この答えがお金であると考えるため、ポイントが使えるところでは積極的に使ってお金を貯めましょう、という結論になります。
ポイントを貯めるリスク・デメリット
ポイントは、交換ツールとしてのお金の役割はある程度果たせますが、価値の保存する役割としてはあまり向いていません。
ポイントを貯め続けるリスクやデメリットを解説しますので参考にしてください。
ポイントが使えなくなるリスク
お金の発行元は国なので、円で言えば日本という国が正常に機能しているうちは使えるはずです。
一方で、ポイントの発行元は企業です。
企業が発行するポイントなので、その企業が倒産したり、ポイントサービスを廃止するとポイントは使えなくなります。
このように見ると、お金よりポイントの方がある日突然使えなくなるリスクが高いと思いませんか?
発行元の信用力の差からお金よりもポイントを優先的に使うべきと考えます。
有効期限がある
基本的に多くのポイントには有効期限があります。
最近は一度使うと有効期限が1年伸びて、使い続けている間は実質有効期限がない、というものもありますが。
とはいえ、お金と違ってある日突然期限切れでポイントが消滅している、なんてことがあるためポイントは貯めずに使うことをおすすめします。
お金に関して言えば、古過ぎる紙幣や硬貨は使用できないことはありますが、現在の紙幣や硬貨に交換できたり、資産価値を有していたりします。
紛失や盗難のリスクはありますが、ポイントよりは手元から消えて使えなくリスクは少ない、と考えられるのではないでしょうか。
運用のリターン
貯めたお金やポイントをそのまま放置しておくだけではもったいないです。
お金や一部のポイントは運用することによって増やせるからです。
しかし、お金とポイントでは運用によって受けられるリターンに違いがあります。
お金を運用する際は、定期預金や株、債券、投資信託、不動産投資など多くの選択肢があります。
期待できるリターンは運用商品によって異なりますが、やり方によっては大きなリターンを期待できるでしょう。
お金が減るリスクを減らすために、定期預金や国債など比較的安全と言えるような手段で運用できる点も強みです。
楽天ポイントやdポイントなど、一部のポイントではポイント運用という投資のようなサービスがあり、ポイントを増やせます。
お金のように運用の手段が豊富なわけではなく、基本的には数種類しかなく限定的です。
全てのポイントが運用できるわけでないことを考えると、貯めても全く増えないポイント、というものも存在します。
また、ポイントで投資信託を購入する際は、ポイントを消費しているため、ポイント運用には含めません。
加えて、ポイント運用をしても増えるのはポイントです。
増えるものが、お金かポイントか、は大きな違いです。
基本的にはお金の方が価値があると考えるため
「ポイントは消費し、お金を運用しよう」
という結論になります。
まとめ:ポイントは貯めるのではなく、どんどん使うべき
日常生活でポイントを貯めることを意識すると、気がついたらポイントが結構貯まっていることもあるかと思います。
ポイントを貯めること自体は節約に繋がるため良いことだとは思いますが、使わずに貯め続けることはあまりおすすめしません。
ポイントはお金の機能のうち、交換ツールとしての機能は十分に備えていますが、価値を保存する機能はイマイチです。
発行元の信用力や有効期限があることによる使えなくなるリスクや運用のリターンを考慮すると、お金の方が価値があると言えます。
あとは、単純に使える場所もポイントよりお金の方が多いので、残しておくならお金です。
ポイントを貯めることが絶対にだめとは言いません。
ただ、ポイントを貯めずに、消費して手元にお金を多く残す方がいいと考えるため、ポイントは積極的に使うべきと考えます。
コメント